2018年5月6日日曜日

はるうらら

今年の春はなんだかいろんなものが早まっておりまして。
農業と言う仕事の一端に携わっていなければなんと言うこともないのですが、携わる身としては良いこと悪いことが同時に襲ってくる困った状況とも言えます。

では今年の天気はどうかと申しますと、現在までのところとんでもなく暖かく、いろいろなものがいつもより早く生育しています。
例えば早春の風物詩、スノーボール(オオデマリ)なんかが良い例ですね。ハウスの中ではなくお外で生育をするものですが、これがいつもの年なら5月10日前後から出荷が始まります。それがなんと今年の出荷は4月28日から。約2週間ほど早く始まっています。と言うか、4月のうちに出荷が始まるなんて初めてじゃない?

もっと身近なもので言うと桜でしょうか。
ちょうど地元に桜の名所・高遠城址公園がありますので調べてみましたよ。
(出典・高遠さくら祭り公式ページhttps://takato-inacity.jp/h30/

H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21
開花日 4/1 4/10 4/3 4/5 4/8 4/1 4/16 4/13 4/5 4/6
見頃 4/5 4/19 4/7 4/9 4/16 4/10 4/22 4/18 4/11 4/10

いかに全てが早いかお分かりいただけたでしょうか。
でもって、これにJA上伊那の露地品目の代表、鉄砲百合の出荷開始日を重ね合わせてみたわけです。

H30 H29 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H21
開花日 4/1 4/10 4/3 4/5 4/8 4/1 4/16 4/13 4/5 4/6
見頃 4/5 4/19 4/7 4/9 4/16 4/10 4/22 4/18 4/11 4/10
鉄砲開始 - 6/18 6/9 6/7 6/15 6/6 6/19 6/15 6/15 6/14

わかります?わかりますこの面白さ!
自然って上手くできてるなあ、と非常に感心してしまうわけです。

もちろんまだまだ寒い日もありますし、今年がどうなるかなんで誰にもわかりません。が、経験とデータを照らし合わせればまだまだ面白い事が起こせそうだな、なんて思うわけです。上のデータから今すぐ何かを導き出すスキルを持っていない自分は残念賞ですけど。

ところで上のデータを見る上で昭和の時代の開花情報も掲載されていたんですが、過去には5月上旬まで咲いていた年もチラホラ見受けられるようで。のんべんだらりと日々を過ごしているのでよくわかりませんでしたが、確実に環境は変わってるんですねえ。

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