2018年4月6日金曜日

花を買う

先日、花き部会定期総会で京都生花市場の近藤代表取締役社長よりいただいた講演の際に印象的なことを仰っておられました。

曰く、
『皆さん、花を買いますか?』
『ひとりがひと月に1,000円の花を買えば年間12,000円、ここにいる100人の方で1,200,000円分業界が活性化します』

ああなるほどな、と思った私の年間購入額はせいぜい5,000円。反省せねばなりません。

ところで先日、アルストロメリアフェアでスーパーマーケットで店頭販売をしていたときのことです。50代絡みの男性がじっとアルストロメリアを見つめています。買い物カゴの中には缶チューハイとマグロの刺し身。経験上、99%暇つぶしの方です。
この年代、身なりの方はほとんどが長野県と言う土地であったり、アルストロメリアと言う見慣れない植物に興味があるだけであり、切り花になった途端に全く興味を失ってしまうのです。

予想通り質問が来ましたよ。
「長野県から来たの?何時間かかる?」
「アルストロメリアってなに?原産は?」

ほらね。まあ、お店の大切なお客様と話す機会も貴重です。

「じゃー買ってくわ。選んで。」

!?
レアケース来た!

「花なんて持って帰ったら嫁さんに怪しまれるかなー(*ノ∀`*)」

と照れつつ帰って行ったお客様を尻目に、休日に晩酌の調達に来た中年男性が花を衝動買いする理由は何だろう?と少し考え込んでしまいました。

まあ、既に少しお酒の薫りを漂わせていらっしゃったので、ただゴキゲンさんの賜物だったのかも知れませんけど。

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